以前は、関節
リウマチにかかるとまず安静にすべきであると考慮されていた。
しかし「痛いから」と云って体をシフトさせないでいると、関節がシフトさせにくくなり、全身の筋肉が衰え、ついには就寝したきりになるおそれも有る。
その為本日では、関節の可動域を出きるだけ保ち、筋力の低下を防ぐための運動療法が適切であると認められている。
しかし近頃では、抗
リウマチ薬を使いはじめた時に、その効果がまだでてこない間の炎症を制御する為に、少量のステロイド薬を短期間使用する事も有る。
また、冠婚葬祭等で一時的に痛みを制御する必要がある時にもドクターと対話すると処方される事も有る。
逆に、関節
リウマチ患者でも10パーセント程の人は陽性にならない事も有る。
リウマチ反応が陽性でも、即「
リウマチである」と云うわけじゃないのだ。
診察の際に大事なのは、あらわれている症状である。
≪初期≫≪中等度≫の段階で薬物療法の効果が現れにくいケースの場合は、滑膜切除術や人工関節術等の手術療法も考慮される。
手術により
リウマチ自体を治せるわけじゃないのだが、炎症のおきた滑膜を取り除く事で、進展性を、あるレベルの期間、沈静させる事が可能となる。
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