関節
リウマチの診察にあたっては、「診察基準」の点検にプラスして、触診、エックス線検査、血液検査、尿検査、関節液検査を実践する。
これらの検査結果により、体内でおきている多種多様な変化や薬の副作用の有無、類似した病気との分類等を気付く事が出きる。
その中の「血液検査」におけるポイントを以下に挙げてみたいと思う。
・赤沈・・・・・・・・・・・・代謝異常や組織の炎症があると赤血球の沈降速度が早くなり、関節
リウマチのレベルや治療の効果を観る。
・CRP・・・・・・・・・・・・体内で炎症がおきた時に血液中に現れる特殊な蛋白(たんぱく)質で、他の膠原病や感染症にかかってるケースの場合も陽性を示する。
・白血球数・・・・・・・・・・・・薬の副作用に拠って消耗したり、他の感染症や悪性関節
リウマチの疑惑があるケースの場合に増大する事が有る。
その為、関節
リウマチの炎症が起きず「寛解(関節炎症が治ったようにみえる状態」にする事が出きる。
これは種々の薬の組み合わせの効果による為、現実の治療では、関節炎の再発と新たな発症に準備して、効果のあった抗
リウマチ薬の服用をつづける事に成る。
また、関節
リウマチの患者(クランケ)によくみられる貧血には、血液中の鉄分不足によるものだけでなく、鉄分を吸収する能力が低下する為に生じるものが有る。
このケースの場合、鉄剤を服用しても、
リウマチの為に鉄分は体内で上手く活用されず、貧血がつづく事がおおくなる。
リウマチ自体を上手にコントロールしていくしかないケースの場合もあるのである。
いずれにしても合併症を早期に発見し治療する為、継続的な診察と検査を受ける事が肝心である。
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