関節
リウマチは、関節に慢性的な炎症が起こり、痛みや腫れが生じる病気である。
炎症が長引くと、関節周囲の骨や軟骨等が破壊されていくのだ。
≪初期≫
関節を包む「滑膜」と云う組織に炎症が生じる事から開始する。
炎症により滑膜が増殖し、厚く腫れ上がる。
関節液が多量にたまりはじめ、こわばりや痛み、熱感が現れはじめる。
関節
リウマチに対する手術療法は、関節破壊が生じる前に炎症部分を取り除く手術と、破壊された関節に対する手術の2つに分類される。
前者は、炎症を起こしている滑膜を切除して病気の進展を制御する目的で実行される「滑膜切除術」である。
殊更に手の指、手首、肘、肩等の関節に実行される。
後者には、破壊された関節を固定する「関節固定術」と、人工的に関節をつくり直す「人工関節置換術」が在り、殊更に人工関節置換術は関節
リウマチの手術では最もおおく実行されている。
骨は運動による負荷をかけないと、カルシウム分が抜けてもろくなる性質をもってる。
関節も動かさずにいると、関節液から軟骨への栄養が行き渡らず、骨の破壊を進めてしまう事に成る。
≪初期≫≪中等度≫の段階で薬物療法の効果が現れにくいケースの場合は、滑膜切除術や人工関節術等の手術療法も考慮される。
手術により
リウマチ自体を治せるわけじゃないのだが、炎症のおきた滑膜を取り除く事で、進展性を、あるレベルの期間、沈静させる事が可能となる。
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