ステロイド薬は、抗炎症機能と免疫制御の機能が強力で、劇的に痛みを制御する効果が有る。
しかしながら、多量に使用したり、長期にわたって使いつづけると、重い副作用がでる事が把握できている。
しかも急に薬を中止すると、リバウンドと云って症状を悪化させる事が有る。
その為関節
リウマチの患者(クランケ)には、血管炎や胸膜炎等の重い全身症状があるケースの場合に限って、ステロイド薬が使用される事が一般的である。
★肺線維症・・・・・・・・・・・・間質が繊維化して硬くなり、酸素交換が不充分に成る。
★上強膜症・・・・・・・・・・・・結膜が赤く充血する。
★末梢神経炎・・・・・・・・・・・・手足が痺れる病気である。
★シェーグレン症候群・・・・・・・・・・・・涙腺や唾液腺に炎症がおき、涙や唾液が出にくくなる。
★貧血・・・・・・・・・・・・血液中の赤血球や血色素が消耗した状態で、めまい等を起こする。
非ステロイド抗炎症薬は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、腎臓機能障害等、重い副作用を起こす頻度が高い事が把握できている。
その為、副作用を出きるだけ少なくする為に、非ステロイド抗炎症薬は2剤を併用したり、1剤だけでも長期にわたって使いつづけるのは良くないとされている。
また、無症状のまま経過する副作用もある為、継続的な血液検査、尿・便の検査を受ける事が肝心である。
妊娠中には免疫の働きが制御される為、関節
リウマチの症状が軽くなる事が有る。
しかし産後に悪化するケースの場合がおおく、赤ちゃんのお世話に影響する可能性もある為、家族をはじめ周囲の協力は欠かせない。
ヘルパーを活用するのもよいだろう。
また、授乳期間中の服薬にかんしても、母乳を通じて赤ちゃんに影響がでる事もある為、出産後の治療方針をドクターとよく対話して欲しい。
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