関節
リウマチは、関節に慢性的な炎症が起こり、痛みや腫れが生じる病気である。
炎症が長引くと、関節周囲の骨や軟骨等が破壊されていくのだ。
≪初期≫
関節を包む「滑膜」と云う組織に炎症が生じる事から開始する。
炎症により滑膜が増殖し、厚く腫れ上がる。
関節液が多量にたまりはじめ、こわばりや痛み、熱感が現れはじめる。
まず手の指では、第2関節(指先から2番目の関節)と第3関節(指先から3番目の関節)から腫れてくるのがこの病気の特徴点である。
この為、指輪が抜けなくなった、もしくは入らなくなった、と云う訴えがよく聴かれる。
また物を握る、絞ると云う動作がしづらくなったり、物を落としやすくもなるようである。
今把握できている原因として「免疫の異常」「細菌やウィルス感染」「代謝の異常」「外傷や加齢」「ストレスという心理的負荷等の心因性」が挙げられる。
「関節
リウマチ」にかんしては、患者(クランケ)の血液検査の結果より、血液中からリウマトイド因子と云う異常な蛋白(たんぱく)質が発見され、免疫の異常が原因であろう、と考慮されるようになった。
また、関節
リウマチの患者(クランケ)によくみられる貧血には、血液中の鉄分不足によるものだけでなく、鉄分を吸収する能力が低下する為に生じるものが有る。
このケースの場合、鉄剤を服用しても、
リウマチの為に鉄分は体内で上手く活用されず、貧血がつづく事がおおくなる。
リウマチ自体を上手にコントロールしていくしかないケースの場合もあるのである。
いずれにしても合併症を早期に発見し治療する為、継続的な診察と検査を受ける事が肝心である。
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