関節
リウマチの治療法には薬物療法、基礎療法、リハビリ、手術療法が有る。
治療の中心となる薬物療法とほぼ同時に、リハビリが実行される。
リハビリは、症状の改善と、生活の不自由さの改善、つまりQOL(生活の質)の飛躍的に向上を目的としている。
≪中等度≫
滑膜が増殖し、軟骨を侵食していくのだ。
関節周囲の筋肉が萎縮しはじめるが、関節自体の変形は生じていない。
≪高度≫
軟骨だけでなく、骨まで侵食・破壊された段階で、筋肉の萎縮も進みたいと思う。
動きが悪くなり、関節にも変形がみられる。
骨と骨が噛みあわない「脱臼」が生じる事も有る。
白血球は本来異物を排除する働きをもってるが、何らかの理由で自身の関節の滑膜を攻撃し、炎症を起こしてしまうのが関節
リウマチである。
この病気の進展に影響をおよぼす白血球を取り除き、病状を改善させるのが、白血球除去療法である。
これは透析のように血液を他方の腕の静脈から一旦体外に取り出し、フイルターで白血球を除去した後、もう他方の腕の静脈にもどす治療である。
それまで生物学的製剤が使えなかった人でも、白血球除去療法により入れ替わった血液のおかげで、生物学的製剤が使用可能に成る事も有る。
これ以外、学校生活との両立や、進学・就職と云った問題にも向き合っていかなくてはいけない。
長い目で観た治療プログラムに沿っての生活が必要であるが、病気があっても、自身なりに承知して人生を前向きに生きられるよう、周囲がサポートしていく事も肝心である。
同じ病気の子供をもつ親の人々の会(「あすなろ会」が有る)に参加して、情報交換するのも、子供を支える上での励みに成るとおもう。
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